France Saint-Amand “Lou Basquez” 大きなディーププレート
¥50
SOLD OUT
古の陶器の歴史の中で、バスク模様と称されるいくつかの陶器が存在する中、こちらはSaint Amand窯の“Lou Basquez”という名のシリーズです。
エンジと濃紺の二色のラインで絵付けされたそのデザインは、シンプルながらに何か心を魅了するものを持っています。深めで大きなサイズなので、たっぷりのサラダを盛り付けるのも良いですし、フルーツ籠のように使うのも素敵です。是非、このプレートで日々の食卓に彩りを添えてくださいね。
バスク模様に纏わるエピソードを少し…
バスク模様の始まりは、1920年にH.B.C.M窯(※)が発表したBéarnシリーズです。(デザインは検索してご覧くださいね)
このシリーズが発案されてから数年経った1925年、パリ万国博覧会に出品された事がきっかけで、Béarnシリーズにブームの火が付きました。当時大流行していたアール·デコ様式の印象を与えるそのデザインが、たくさんの人々を魅了したのでしょう。そしてそのブームを機に、他の窯元が1920年代~1940年代に渡り、様々なデザインのバスク模様の食器を生産していきました。(Béarnシリーズはコピー品が出回る様になり問題となったそうです)こちらの“Lou Basquez”シリーズもそんなブームの中で生産されたひとつです。
※H.B.C.M窯=Hippolyte Boulenger-Creil-Montereau
フランス Saint-Amand窯 “Lou Basquez”
年代:1930年代
サイズ:Φ27cm 内側白地部分Φ21㎝ H5.5cm
状態:表 少々のカトラリー跡 縁の描線剥がれ·スポット
裏 刻印のよれ
※状態は全てを示す事は困難の為、その他気になる点がございましたらお尋ね下さい。
※他にもLou Basquezシリーズのスーププレート·ディーププレートを掲載しておりますので、宜しければそちらもご覧ください。
※アンティーク、またはヴィンテージ陶器·陶磁器のお取り扱いについて
当店は100年程前からそれ以降の陶器·陶磁器を扱っております。そういった器は、水に浸かった際には貫入部分からの水ジミが"必ず"表面に出来ます。これは現代の物にも共通する事で、作陶時に生じるだけでなく様々な環境下での温度湿度乾燥を重ね、地の土や素材と釉薬の縮み、そして経年変化によって生じるものです。殆どの物が乾くと水ジミが消えて元に戻りますが、稀に色が濃く水分の多い食品等が器に触れた状態のまま長時間放置しますと、貫入状に色が沈着する(シミになる)恐れがあります。
また、急激な温度変化は避けた方が無難です。現代の食洗機、電子レンジに耐えうるかどうかは保証できません。また洗う時は、傷をつけないように柔らかいスポンジを使用してください。
古い物にはこの様なリスクが伴いますが、決してマイナスな事と捉えずに、その物が持つ個性や魅力として愛用して頂ければと思います。
※撮影上、実際の色味とは若干異なる様に撮影されておりますことをご了承ください。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※当店の扱っている商品は、アンティーク·ヴィンテージのものです。経年によるキズ·汚れ等があります事をご納得の上、ご注文頂きます様お願い致します。