Pays Basque 伝統あるバスクベレー
¥50
SOLD OUT
伝統あるバスクベレーのご紹介です。
その昔ベアンヌ地方を支配していた古代ローマ兵士達が、
ピレネー山中の厳しい天候に耐えるために被っていた
“birretum”という帽子が、ベレー帽の起源ととされます。
ピレネー周辺の人々が真似し改良し始めた事をきっかけに、羊飼いが被っていたものを行商人らが地方一帯に広め、11世紀頃には聖職者らも「頭を蚊やハエから守るため」に着用するようになり、そしてバスク地方でも普及されていきました。地方の一民族衣装に過ぎなかったベレー帽ですが、のちにこの地を訪れたナポレオンⅢ世が“ベレー·バスク”と呼んだことを皮切りに、フランス·スペインをはじめとして世界中に広まったと言われています。一昔前までは、バスク地方にはたくさんの工房があり、職人の手からひとつひとつ作られていました。(現在フランスで歴としたバスクベレーのブランドは1840年創業のLAULHEREのみ/スペインは1858年創業のELOSEGUIのみ)
そしてバスクベレーの最大の特徴は、“チョボ”と呼ばれる短いひも状の飾りと内側にビン革(スベリ)があること。昔は、色·被り方·直径などで、どんな職業か、どこの村の人かが分かったそうです。
今も変わらずバスク地方を訪れると日常的に被るムッシュや祭事の踊り子達の衣装などと様々なところで目にする事が出来ます。バスクベレーはバスク地方の誇るべき伝統品のひとつなのです。
バスク地方
年代:1920~30年代
色:濃紺
サイズ:58(ビン革の表示)
状態:内側のビン革の破れ
内側生地のほつれ·シミ
フェルトの状態良好
※撮影上、実際の色味とは若干異なる様に撮影されておりますことをご了承ください。何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※当店の扱っている商品は、アンティーク·ヴィンテージのものです。経年によるキズ·汚れ等があります事をご納得の上、ご注文頂きます様お願い致します。