Souvenirs du Pays Basque “Zazpiak bat”
¥6,500
バスク地方の古の時代のお土産品をご紹介します。
こちらは、バスク地方のスローガン“Zazpiak bat”(7つは1つ)を意味する紋章がデザインされたレリーフです。
当時、お土産品として様々なデザインのレリーフが作られ、“Zazpiak bat”モチーフもその一つでした。現在でもバスク地方を訪れると、この紋章は様々なところで目にする事が出来、絶えることなく大切に受け継がれています…
バスク地方
年代:1960~70年代
サイズ:φ17.3cm
状態:表面 小さな引っかき傷がある位で全体的には良好
※クッキリと木目が写っていますが実際はもう少し薄
めの木目です
裏面 擦れ
※白っぽく写ってしまってますが実際はもう少し茶色
味です
“Zazpiak bat”とは… バスク語 zazpiak=7 bat =1
“7つは1つ”と意味するバスク地方のスローガンです。
(バスク地方はスペイン側ナバーラ、アラバ、ビスカヤ、ギプスコアの4つの州とフランス側スール、バス·ナバーラ、ラーブルの3つの州で成り立っています※写真13枚目参照)
19世紀に掲げれたこのスローガンは、バスク文化が現れる7つの地域の政治的統合を呼びかけています。
この表現は、1836年にAgosti Xaho(バスク人の作家·政治家·ジャーナリスト)とAntoine Thomson d'Abbadie d'Arrast(フランス国籍の探検家·地理学者·民族学者·バスク語の言語学者)の共同で出版された、「études grammaticales sur la langue euskarienne」に反映されています。
1897年8月にフランスバスク地方Saint-jean-de-luzで開催された "Congrès et Fêtes de la Tradition Basque" (バスク伝統の会議と祝祭)で、Jean de Jaurgain(ジャーナリスト·歴史家)によって構成された6つの盾が、バスク地方の7つの領域を表す紋章の始まりです。(※写真14枚目参照)
実際、7つの地域が1つの独立した政治共同体を構成したことは、歴史上ほぼ皆無に等しく、その原因として、7つの地域が2つの国に跨っていることが、 独立を考えるときの大きな妨げの1つになっていると考えられます。“7つは1つ”というスローガンが叫ばれる中、7つの地域が“バスク地方”であるという意識、バスク民族としての一体感を持つようになったのは、実は19世紀末以降のことです。そしてこの意識の高揚、一体感の高まりが現在まで続くバスク·ナショナリズムの原点となったのです。
※様々な角度から調査し掲載しておりますが訂正すべき点がございましたらご指摘頂けますと幸いです
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